黄禍物語
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黄禍物語
(岩波現代文庫, 学術 ; 24)
岩波書店, 2000.8
- タイトル読み
-
コウカ モノガタリ
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注記
筑摩書房 1976.8刊の再刊
内容説明・目次
内容説明
黄色人種の勃興によって白色人種が禍害を蒙る—黄禍論は日清戦争後にドイツ皇帝ヴィルヘルム二世によって流布された。日露戦争を経て、世界中で様々に受容され、反論される。その膨大な言説を博引旁証し、日本ファシズムや原爆投下の問題から戦後世界に至るまで、近現代史の背後でうごめいた人種闘争の影を徹底検証する。
目次
- 黄禍論前史
- 日本における人種理論の紹介とその批判
- 日露戦争と黄禍論
- 黄禍論と中国の反応
- ジョン・チャイナマンのこと—あるいは著者の補注的弁明
- 黄禍と太平洋問題
- 人種論から見た日本ファシズム
- 黄禍—妄想から現実へ
- 太平洋戦争とレイシズムの組織化
- 戦後世界と黄禍論の変貌
- シン中国と黄禍論
- 新たなる黄禍論のゆりかえし
「BOOKデータベース」 より