東欧の解体中欧の再生
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書誌事項
東欧の解体中欧の再生
(新潮選書)
新潮社, 2000.9
- タイトル読み
-
トウオウ ノ カイタイ チュウオウ ノ サイセイ
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内容説明・目次
内容説明
旧ソ連の圧政下で隠蔽されていた諸問題が、解放された瞬間、東欧圏に一挙に噴出した。圧政から解放されたとはいえ社会主義に飼い馴らされているから民主主義体制や市場経済への方途が見えない。そんな地域に早速入り込んできたアメリカ。巨大な金融資本と連動して、中欧を草刈場にした彼らのパワーを、本書は怒りをもって報告する。冷戦が終ったとはいえ予断を許さぬ状況にあるにも拘らず、中欧が生き延びられたのは何故か。その理由として本書が挙げるのは、この地から生れるエリート知識人の精神力である。
目次
- 第1章 革命十年めにして見えてきたこと(東欧の崩壊と再生;恵まれすぎた大地ゆえに ほか)
- 第2章 中欧維新の苦闘(中欧変革の旗手・NGO;国家を解体し企業を民営化する壮大な実験 ほか)
- 第3章 古いしがらみの渦中で(カトリックという名の輪;中欧の恥部・ジプシー問題 ほか)
- 第4章 知性が支配する大地(英才は我が掌中に;スロバキアの知性による「明治維新」 ほか)
「BOOKデータベース」 より