江戸のお白州
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江戸のお白州
(文春新書, 127)
文藝春秋, 2000.9
- タイトル読み
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エド ノ オシラス
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内容説明・目次
内容説明
江戸時代も現代も人間が人間であることは同じ。仕出かす愚行も不倫、下半身接待強要、夫殺し、いじめ、未成年者誘拐等々と昔も今も変わりはない。しかし、それが発覚したあとに待っている刑罰には天と地の差があった。主人の妻と密通した下男は死罪、妻も同じ。吉原に連れていけと町人にねだった奉行所の同心は島流し、夫を刺殺した若妻は市中引廻しのうえ「はりつけ」。同僚をいじめた末にプッツンさせた旗本たちはお役御免や強制隠居。人殺しでもほとんど死刑にならない現代は、やっぱりいい時代。
目次
- お上の慈悲—鴎外はなぜ結末を作り変えたか
- 捕物帳の真実—犯人を捕縛出来るのは同心だけ
- 吉原の無法な客たち—まんまと騙された五人の侍
- 息子の密通と母親—人よりも罪を憎んだ家老たち
- 哀しい御徒—庶民同然だった下級武士
- 不倫の結末—妻を殺そうとしても放免
- 遊女あがりの女房—幸せになったものも多かったが
- 売られた妻—「売買価格」はたった十五両
- 町人恋愛事情—命がけだった奉公人同士の恋
- 女三人連れて出奔—貧乏旗本が雇った若党の素顔ほか〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より