《教師》という仕事=ワーク
著者
書誌事項
《教師》という仕事=ワーク
学文社, 2000.9
- タイトル別名
-
教師という仕事ワーク
- タイトル読み
-
《キョウシ》トイウ シゴト=ワーク
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内容説明・目次
内容説明
本書のテーマは、書名が示すとおり「教師の仕事」である。教師の質をめぐる論議は、学校教育制度の成立以来、いつの時代にも人々の関心を集めてきた。しかし、今日ほどこの問題が社会の関心事であり、大量の言説が流布されることはかつてない。そして、今日の教師についての言説の多くは、いたずらに教師が生徒の立場にたつことを強調するものであったり、教師のおかれているさまざまな制度的な条件を顧ることがなかったり、あるいはまったく社会的現実性を欠いたものであったりする。そこに共通するものは、社会の構造的な変化のなかで(あるいは変化にもかかわらず)教師がいかなる教育的行為をなしているのかを検討する視点を欠くことである。本書が、こうした今日の教師論の問題点を克服することに多少とも貢献することができるならば、私たちの幸い、これにすぎるものはない。
目次
- 第1部 教育実践の特質(変わるカリキュラムと教育実践—教師の可能性としての「総合的な学習の時間」;学習観の変化と実践—電子メディアと情報ネットワークがもたらす変革;教師のストラテジーと実践—「理想の教育の実現」と「教室のコントロール」の狭間で;学校知と実践—ナラティヴとしての教育を考える;カウンセリングマインドと実践—保健室、教室からみた心の教育の方向と教師を考える)
- 第2部 変化の時代と教師(「制度改革」のなかの教師—教育の専門性・公共性・臨床性の確立に向けて;「学校文化」に埋め込まれる教師;ジェンダーの視点から教育現場を見る—「女」/「男」ラベルを纏う教師の役割を探る;社会変動と教師モデル;教育改革の時代と教師)
「BOOKデータベース」 より