学校、いのちの工房 : 愚直に解放教育を模索して
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学校、いのちの工房 : 愚直に解放教育を模索して
明石書店, 2000.8
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ガッコウ イノチ ノ コウボウ : グチョク ニ カイホウ キョウイク オ モサク シテ
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Description and Table of Contents
Description
被差別裡の生徒たちの“復権と自立”を促しつつ、取り囲む者らの“変革”を誘い、ともに人間の尊厳に生きることを追求してきたのが解放教育(同和教育)である。課題は、ときに就学条件の整備・保障であり、就職差別撤廃であったが、より根源的には、教育において生徒を救うということであっただろう。その意味で“学校はいのちの工房”でなければならない。しかし日本の昨今の教育現実は、「学級崩壊」さらには「学校崩壊」などと騒がれる状況を生み出している。いじめや、それによる自殺者もあとを絶たない。いまこそ解放教育の“初心”に立ち返るべきときであると言わざるをえない。本書は、教育において生徒を救うとは、どういうことかを解放教育の視点から、授業者として、あるいはクラス担任、学年主任として模索した実践記録である。
Table of Contents
- 1 生徒の“復権と自立”への道(かけがえなき生活史を彫って;無念さによじられて)
- 2 授業「政治経済」に託したもの(学び、生きる。あらためて、いま;価値観の相克;「人間のしるし」をわが魂に刻む ほか)
- 3 ゼミ「部落問題」で追究したこと(凌駕する豊かさを;ゼミの再生と人間らしさの覚醒を願って;一条の光 ほか)
- 4 学校、いのちの工房(差別に立ち向かう勇気;学校、いのちの工房)
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