日本古典音楽探究
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書誌事項
日本古典音楽探究
出版芸術社, 2000.5
- タイトル読み
-
ニホン コテン オンガク タンキュウ
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内容説明・目次
内容説明
本書のテーマ第一「「日本古典音楽」を見渡して考える」、「日本音楽の間」で、リズムといわず、間というのに深い意味がある。「唄(うた)字について」は、誰でも思いつくようで、これほど多面的に鋭く論じたのは珍しい。「日本の音楽理論における「中」について」は、上でもなく、下でもなく、中であることに意味がある。テーマ第二「芸能の相互関係の中でとらえる」は、日本音楽史の大きな命題。雅楽と声明と能とに詳しい著者の最も得意とする研究。テーマ第三の楽曲解説は著者の啓蒙活動の中心課題で、殊に能と長唄の関連する大曲は、著者の特に力をこめた論叢。テーマ第四「楽器の古態を絵画にさぐる」二篇は、近年、洋楽でも邦楽でも徹底を期した研究の生まれる領域となりつつある。特に著者の三味線のそれは殊のほか新規と評される。テーマ第五の文献解題二篇中の一つ「『めりやす豊年蔵』をめぐって—研究史を軸に」は、著者の最も力をこめた「研究史」的研究の実例。歌謡史研究の先覚、高野辰之、波多野賢一、藤田徳太郎の各氏等の研究に、東京芸大本、中央図書館本の校異を重ねた見事な筆致。
目次
- 第1部 「日本古典音楽」を見渡して考える
- 第2部 芸能の相互関係のなかでとらえる
- 第3部 多声部構造の楽曲を解析する
- 第4部 楽器の古態を絵画にさぐる
- 第5部 文献の成り立ちと意義を考える
- 第6部 演歌に古典声楽の技法を見る
「BOOKデータベース」 より