善い社会 : 道徳的エコロジーの制度論
著者
書誌事項
善い社会 : 道徳的エコロジーの制度論
みすず書房, 2000.10
- タイトル別名
-
The good society
- タイトル読み
-
ヨイ シャカイ : ドウトクテキ エコロジー ノ セイドロン
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注記
原著 (New York : Alfred A. Knopf, 1991) の全訳
その他の著者: R.マドセン, W.M.サリヴァン, A.スウィドラー, S.M.ティプトン
参照文献邦訳一覧: p353-354
内容説明・目次
内容説明
本書は、広く読まれた『心の習慣』の、いわば「続編」にあたる。前著では現代社会の個人主義がミーイズムとほぼ同義に堕していることが指摘され、それに対して責任ある政治的・倫理的実践をともなう「個人」のヴィジョンが示された。では、そうした善き意思をもつ「個人」が生きられる「社会」を築くには、どうすればよいか?それが本書のテーマである。著者たちは、われわれが共同生活をいとなむうえで築いた行動様式の型—社会学者のいう「制度」をキーワードに、具体的な考察を進める。政治・経済はもとより教育や宗教、そして環境問題に言及し、もろもろの「制度」を再構築する方向を示唆し、提言する。
目次
- 序論 私たちは制度のなかを生きている
- 第1章 理解する
- 第2章 アメリカの世紀の興隆と衰退
- 第3章 政治経済—市場と労働
- 第4章 行政・司法・立法
- 第5章 教育—技術的教育と道徳的教育
- 第6章 公共教会
- 第7章 世界のなかのアメリカ
- 結論 民主主義とは注意を払うことである
- 付論 社会学および公共哲学における制度
「BOOKデータベース」 より