人間はなぜ非人間的になれるのか
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人間はなぜ非人間的になれるのか
(ちくま新書, 267)
筑摩書房, 2000.10
- タイトル読み
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ニンゲン ワ ナゼ ヒニンゲンテキ ニ ナレル ノカ
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注記
参考文献: p220-222
内容説明・目次
内容説明
「人間」とは、自由で平等な近代社会を作るための発明品だった。そして、それは理性的で主体性をもつ個人のはずだった。ところが、巨大化し機械化する都市の孤独のなかで、この人間たちは気づかされる。「理性と主体性のある「私」なんて嘘だったんだ!」このときから「人間」は「非人間的」な存在へと急速に劇的に変貌していった。「自由な個人」から「全体主義的な群衆」へ、「理性的な主体」から「無意識に操られる客体」へ。何がどうして起こったのか。壮大なスケールで描きだす「非人間」化の歴史。
目次
- 序章 アウシュビッツへの旅
- 第1章 全体—個から全体へ
- 第2章 無意味—アヴァンギャルドからファシズムへ
- 第3章 未開—岡本太郎「太陽の塔」の謎
- 第4章 無意識—理性から狂気へ
- 終章 幼年期の終わりを越えて
「BOOKデータベース」 より