御直披 : レイプ被害者が闘った、勇気の記録
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御直披 : レイプ被害者が闘った、勇気の記録
(角川文庫, 11646)
角川書店, 2000.9
- タイトル読み
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オンチョクヒ : レイプ ヒガイシャ ガ タタカッタ ユウキ ノ キロク
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注記
'98年1月に刊行したものを文庫化したもの
解説: p229-231
内容説明・目次
内容説明
レイプは魂の殺人だ。それを公にできず、人知れず苦しんでいる被害者は、数知れない。そんな中、「御直披」(あなただけに読んでいただきたいのです。)と記され、著者の元に届けられた一通の手紙。それは傷ついた被害者が、犯罪に立ち向かおうとふりしぼった勇気の第一歩であった…。性犯罪捜査官の著者に支えられ、そして共に闘い、犯人に対して強姦罪としてはまれにみる有期最高刑・懲役20年の判決を勝ち取った被害者の魂の軌跡と、著者との胸を打つ心の交流を綴った、感動のノンフィクション。
目次
- 発端—ある日、一人の強姦被害者から一通の手紙が。その日から私と彼女の往復書簡が始まった
- 抗議—処女でもないんだからいいじゃないか。精液反応がでない、「これでは本当に強姦されたかどうかわからないな」
- 謝罪—同じ警察官として心からお詑びします。強姦は魂の殺人に匹敵
- あの日—あの日の午後十時。帰り道に二人の男がサッカーを
- 犯罪の手口—待ち伏せ、オートロックマンション。白昼堂々、十時間監禁
- レイプ—マンションのゴミ捨て場で。殺されたくなかったら服を脱げ
- 事情聴取—犯罪は日常の裂け目。あなたの苦しみを私が受けとめます
- 告訴—犯行から六か月、遅くないなら今からでも訴えます
- 女性刑事—私が婦人警察官になった理由。刑事までに十一年かかりました
- 悪夢—夢を見ます。黒い手が私を引き裂く、そんな悪夢です〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より