向田邦子ワールドの進化 : 没後20年を迎え、今初めて明かされるドラマと小説の謎
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書誌事項
向田邦子ワールドの進化 : 没後20年を迎え、今初めて明かされるドラマと小説の謎
(小学館文庫)
小学館, 2000.8
- タイトル読み
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ムコウダ クニコ ワールド ノ シンカ : ボツゴ 20ネン オ ムカエ イマ ハジメテ アカサレル ドラマ ト ショウセツ ノ ナゾ
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注記
「向田邦子の全ドラマ 謎をめぐる12章」 (徳間書店 , 1996年刊)の増補改題
参考文献: p331-333
内容説明・目次
内容説明
直木賞作家・向田邦子が急逝してから20年の歳月が流れた。短編小説の名手として知られる向田は、脚本家としてもテレビドラマの傑作を多数書いている。あの『寺内貫太郎一家』や『阿修羅のごとく』『あ・うん』は、今なお色あせることなく多くの人々の記憶に残っている。生前、ラジオやテレビの脚本を3800本以上書いたといわれる彼女の作品を丹念に調べ、その軌跡をたどりながらドラマと小説の謎に迫った。登場人物の織りなす人間模様、起用された俳優の演じた人物像、どれもが人生の細かい襞を感じさせる珠玉の作品群。作品に秘められた向田ワールドの謎を、同じ脚本家の目から鋭く解き明かす。
目次
- 第1章 なぜ、“父”は森繁久弥なのか—『重役読本』『だいこんの花』
- 第2章 なぜ、寺内貫太郎は怒るのか?—『寺内貫太郎一家』
- 第3章 なぜ、青年は「他人の家族」が好きなのか?—『冬の運動会』『カンガルーの反乱』
- 第4章 なぜ、後妻は先妻に勝てないのか?—『せい子宙太郎』『家族熱』
- 第5章 なぜ、女は“阿修羅”になるのか?—『阿修羅のごとく』
- 第6章 なぜ、男は男をかばうのか?—『蛇蠍のごとく』
- 第7章 なぜ、父は“弱い父”になったのか?—『家族サーカス』『源氏物語』
- 第8章 なぜ、妹は姉を、弟は兄を憎むのか?—『幸福』
- 第9章 なぜ、“父”は愛を告白しないのか?—『あ・うん』
- 第10章 なぜ、若妻は自慰をするのか?—『隣りの女』
- 第11章 なぜ、人には“思い出”が必要なのか?—『思い出トランプ』『男どき女どき』
- 第12章 なぜ、長女は“家長”となったのか?—『胡桃の部屋』『春が来た』
「BOOKデータベース」 より