おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒 : 江國滋闘病日記
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おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒 : 江國滋闘病日記
(新潮文庫, え-6-4)
新潮社, 2000.11
- タイトル読み
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オイ ガン メ クミカワソウゼ アキ ノ サケ : エクニ シゲル トウビョウ ニッキ
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内容説明・目次
内容説明
俳句ブームの火付け役であり、挨拶句の名手であり、辛口ながらユーモアあふれる随筆家として人気絶頂だった著者を、病魔が襲う。「高見順です」という医師の告知が始まりだった。以来、食道癌と向き合い、克明な日記を付け、療養句を詠み続ける日々。度重なる手術、骨への移転など、過酷な病状にも執念の執筆は続くが、ついに辞世の句を遺して永眠。激しく見事な人生がここにある。
目次
- 残寒やこの俺がこの俺が癌
- カーディガン、ナースはみんなやさしくて
- 春の闇阿鼻叫喚の記憶あり
- 惜春のまた傷ついてゐるこころ
- 目にぐさり「移転」の二字や夏さむし
- 四万六千日いのちかみしめ外泊す
- おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒
「BOOKデータベース」 より