トビアと天使
著者
書誌事項
トビアと天使
あすなろ書房, 2000.8
- タイトル別名
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Tobia e l'angelo.
- タイトル読み
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トビア ト テンシ
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内容説明・目次
内容説明
マルティーナの両親は貧しい生活の中で心のゆとりをなくし、争いが絶えない。そんな両親の姿に、彼女の心は深く傷つく。「両親は、自分を必要としていないのではないだろうか」。そんなマルティーナの救いは、一週間に二度訪ねてきてくれるおじいさんだった。おじいさんと一緒の時間だけは、彼女の心は落ち着き、幸福感に満たされる。ところがそのおじいさんも、何の連絡もないまま二度三度と、約束をすっぽかしてしまう。ただ一つの心の拠り所を失ったマルティーナは、とうとう家出をしてしまう。娘の家出という事実に、両親は、どんなに自分たちが彼女のことを愛していたのか、それなのに、娘の心を思いやることがいかに少なかったかに初めて気づくが、もう遅かった。いっぽう最初マルティーナは、物質世界に背を向けて生きる老女に助けられるが、その後で、彼女だけが見ることのできる「守護天使」が登場し、その導きで危険から守られ、両親との再会を果たす。
「BOOKデータベース」 より