女と男の乱 : 中世
著者
書誌事項
女と男の乱 : 中世
(藤原セレクション, . 女と男の時空 : 日本女性史再考 / 鶴見和子 [ほか] 監修||オンナ ト オトコ ノ ジクウ : ニホン ジョセイシ サイコウ ; 5-6)
藤原書店, 2000.10
- 上
- 下
- タイトル別名
-
Time space of gender : redefining Japanese women's history (Medieval)
- タイトル読み
-
オンナ ト オトコ ノ ラン : チュウセイ
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注記
参考文献一覧: 下p489-512
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784894342002
内容説明
多くの次元で歴史の転機をなすといわれる中世(後期)、南北朝・室町・安土桃山期。女と男の関係についても、たとえば、高群逸枝が女性の地位の転落と捉えたような婚姻、財産権など管理の規範の変遷が見られてくる。ただここにも、階層ごとの両義性は存在する。さらに、女商人の活躍など多面的な切り口から「女と男の乱」の時代が浮き彫りにされていく。
目次
- 1 世俗の伝統と信仰のはざまで(女の地獄と救い;血盆経の受容と展開;キリスト教と女性—ヨーロッパの視点と日本の視点;アマテラスのイメージ・王権・女性)
- 2 管理の規範と女性の生(婚姻と女性の財産権;「家」における女性の日常と役割—中世後期の各階層をめぐって;女商人の活動と女性の地位—中世後期を軸に)
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784894342019
内容説明
多くの次元で歴史の転機をなすといわれる中世(後期)、南北朝・室町・安土桃山期。ここにも、階層ごとの両義性は存在する。上巻に続き、女性語の形成、女の不幸・抑圧・解放と信仰、周縁の「旅する女たち」、御伽草子の男女関係、造形と色彩文化、西国の風俗文化など多面的な切り口から「女と男の乱」の時代が浮き彫りにされていく。
目次
- 2 管理の規範と女性の生(女性の意識と女性語の形成—女房詞を中心に)
- 3 性と美と芸能における女性の足跡(中世の旅をする女性—宗教・芸能・交易;御伽草子における男女関係;「やまと絵」の始まりは「女絵」だった;公卿唄幻視—九州山地に伝えられた流浪の詩)
「BOOKデータベース」 より