執行妨害と短期賃貸借
著者
書誌事項
執行妨害と短期賃貸借
有斐閣, 2000.11
- タイトル別名
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The obstruction to the foreclosure and the lease
- タイトル読み
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シッコウ ボウガイ ト タンキ チンタイシャク
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執行妨害と短期賃貸借
2000.11.
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執行妨害と短期賃貸借
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内容説明・目次
内容説明
本書は、民法三九五条に定められた短期賃貸借の制度をめぐる諸問題についての六編の論文に、最近の判例・学説・立法状況をもとに書き下ろした四編の論文を付け加え、短期賃貸借にかかる実体法上および手続法上の問題を解明したものである。担保権の実行としての不動産競売に対して短期賃貸借の制度等を濫用して執行妨害を図る人々をいかにして排除すべきか、の論争の経緯を追い、問題点をクローズアップするとともに、抵当権の設定に後れて設定された正常型賃借権の保護のあり方について、抵当権の実行による債権の最大限の回収を第一義的に考えて、正常型賃借権の保護を弱めようとする考え方の問題点を明らかにした。
目次
- 第1章 正常型建物短期賃借権の保護
- 第2章 短期賃貸借解除請求訴訟と正常型建物短期賃借権の保護
- 第3章 併用賃借権の効力と抵抗権に基づく短期賃借人に対する明渡請求
- 第4章 短期賃貸借の解除と抵当権者の明渡請求—最二小判平成三年三月
- 第5章 短期賃貸借解除の要件再論—正常型短期賃貸借および抵抗権者に対抗しえない短期賃貸借の解除請求に関して
- 第6章 売却のための保全処分等と平成三年最高裁判例
- 第7章 抵当権の実行と不動産引渡命令の制度
- 第8章 抵当権者による明渡請求を肯定した大法廷判決の登場—最大判平成年11年11月24日(民集五三巻八号一八九九頁)の検討
- 第9章 民事執行における執行官の役割の重要性と執行官制度
- 終章 抵当権と正常賃借権
「BOOKデータベース」 より