公共圏の歴史的創造 : 江湖の思想へ
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書誌事項
公共圏の歴史的創造 : 江湖の思想へ
東京大学出版会, 2000.11
- タイトル別名
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The historical creation of the public sphere : towards the concept of the heterosphere
- タイトル読み
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コウキョウケン ノ レキシテキ ソウゾウ : コウコ ノ シソウ エ
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注記
欧文標題は標題紙裏による
著者の同題の学位論文(東京大学大学院人文社会系研究科, 1999.6授与)を原型として編んだもの
内容説明・目次
内容説明
本書は近代性、あるいは近代思潮に関する研究書である。明治以前に遡る歴史的概念と明治以降の翻訳概念とが、現在、生活世界や政治の領域で交わされている日常語をどのように規定=拘束しているのかを問題として、“公”というカテゴリーをめぐる言説の、流布された自明性を解体し、そのことによって、社会関係の結び目(ソシアビリテ)をより生存しやすい交通様式へと開いている。
目次
- 歴史的創造という視角
- 第1部 勧進と社会的交通—結社の可能態(公共負担構造の転換—解体と再組織化;租税公共観の前提—勧進の脱呪術化;メディエーションと権力—近世都市災害史断章)
- 第2部 王権表象としての結界(都市王権と中世国家—畿外と自己像;隔壁の誕生—中世神泉苑と不可視のシステム;存在被拘束性としての洛中洛外—瀬田勝哉『洛中洛外の群像』によせて)
- 第3部 江湖の思想(公共性問題の輻輳構造;明治における江湖の浮上;中世禅林と未完のモデルネ)
「BOOKデータベース」 より