百姓の江戸時代
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百姓の江戸時代
(ちくま新書, 270)
筑摩書房, 2000.11
- タイトル読み
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ヒャクショウ ノ エド ジダイ
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内容説明・目次
内容説明
江戸時代は士農工商の時代だ、という常識がある。きびしい身分制度のもと、農民は田畑の所有を許されず、重い年貢に苦しめられ、自給自足を強いられたという説明だ。だが、村々に残る資料をみて歩くと、まったく異なる世界がみえてくる。百姓たちは銭を用いて布を買い、それを身にまとって祭りを盛り立てた。また、広い敷地に庭を造り、茶・書・華をたしなみ、俳句をよんで旅をした。その一方で、乏しい資源を大切にし、浪費を抑え、そして元気よく働いた。本書では、これまでの権力の側からの史観を覆し、当時の庶民である百姓の視点から江戸時代の歴史をよみなおす。
目次
- 序章 「日本近世史」のあやうさ
- 第1章 百姓を独立させた検地
- 第2章 身分社会の終焉
- 第3章 法と制度のからくり
- 第4章 新しい社会の秩序
- 第5章 百姓の元気
- 第6章 民意が公論となるとき
- 第7章 村に学んだ幕閣
「BOOKデータベース」 より