綴方教師の誕生
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書誌事項
綴方教師の誕生
(中内敏夫著作集 / 中内敏夫著 ; 上野浩道 [ほか] 編集, 5)
藤原書店, 2000.11
- タイトル別名
-
The appearance of composition (tsuzurikata) teachers
- タイトル読み
-
ツズリカタ キョウシ ノ タンジョウ
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注記
その他の編集委員: 小林千枝子, 木村元, ニニ・イエンセン, 魯在化
英文標題は標題紙裏による
内容説明・目次
内容説明
日本に自生した人間形成の方法のひとつに「生活綴方」とよばれているものがある。それは、一九三〇年代の地方社会に誕生した。この方法の小学校での担い手が綴方教師である。本書は、かれらの誕生の歴史的構造を明らかにしたものである。どのようにして、なぜ、かれらはこの時期に現れたか。かれらは何者なのか。その誕生の由来をたどることを通して、本書は、日本の近代化の隠されたるエスノ・ヒストリカルな過程を明らかにしてゆく。著者は、この書を通して、いわゆる生活教育論争に対してひとつの答案を書くと共に、「生活綴方」の戦後概念の再検討をせまる。
目次
- 序論 生活綴方の概念と歴史研究の課題
- 第1章 生活綴方の原型(方法の検討;二〇世紀初期の綴方運動;教師野村芳兵衛;小砂丘忠義の出立)
- 第2章 雑誌『綴方生活』創刊の史的構造(本章の課題;『鑑賞文選』誌の立脚点;童心主義児童観の解体;アナ・ボル論争と『鑑賞文選』誌)
- 第3章 綴方教師の誕生(『綴方生活』第二次同人宣言;「宣言」を支えた人づくり心性)
「BOOKデータベース」 より