「罪と罰」を読む : 「知」の危機とドストエフスキー

書誌事項

「罪と罰」を読む : 「知」の危機とドストエフスキー

高橋誠一郎著

刀水書房, 2000.11

新版

タイトル別名

「罪と罰」を読む : 「正義」の犯罪と文明の危機

罪と罰を読む : 知の危機とドストエフスキー

タイトル読み

「ツミ ト バツ」 オ ヨム : 「チ」 ノ キキ ト ドストエフスキー

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注記

「「罪と罰」を読む : 「正義」の犯罪と文明の危機」 (1996年刊) を全面的に書きかえたもの

参考文献: p219-223

ドストエフスキー関連年表: p232

ナポレオン関係年表: p233

内容説明・目次

内容説明

混迷の19世紀ロシア。「本当の自分」を模索した若者は、自らをナポレオンと同じ「非凡人」と信じて、「正義」の「犯罪」を犯した。同時代の名作や推理小説を手がかりに、隠された思想的背景を探り、比較文明論的視点から、アイデンティティの危機と「他者」の問題に迫る。

目次

  • 第1章 アイデンティティの危機—第一の動機
  • 第2章 家族の絆と束縛—第二の動機
  • 第3章 「正義」の犯罪—第三の動機
  • 第4章 自己の鏡としての他者—「立身出世主義」の影
  • 第5章 非凡人の理論—第四の動機
  • 第6章 他者の喪失—近代的な“知”の批判
  • 第7章 隠された「自己」—「変身」への願望
  • 第8章 他者の発見—新しい知の模索
  • 第9章 「鬼」としての他者—人類滅亡の悪夢
  • 第10章 他者としての自然—生命の輝き

「BOOKデータベース」 より

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