乱世の知識人と文学
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書誌事項
乱世の知識人と文学
(研究叢書, 253)
和泉書院, 2000.11
- タイトル読み
-
ランセイ ノ チシキジン ト ブンガク
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内容説明・目次
内容説明
鎌倉末期以降の激動・転変の時代を生き、自ら遁世を選びとりながら公武貴顕の間に出入し、伝統の思想・文化に親昵し、とりわけ「狂言綺語=文字之業」(白楽天)を終生手放さなかった遁世者は、動乱・混沌の現実から強いて自己を引離し、世外に立脚点を措定し、そこから現実の世界と人間を問い直し、人間存在の不条理を懐疑しつつ、人間としての自立と自由に向って沈思し摸索した知識人というべきではないか。
目次
- 頓阿の連歌—心敬・宗祇の評価
- 頓阿の念仏について
- 金蓮寺蔵「頓阿書状」年次考
- (付)花下連歌と定家、鷲尾、時衆
- 兼好再考—伝統の思想・慣行・制度との関係
- 徒然草注解
- 兼好と仁和寺—二条派歌僧、木寺宮・堀川家の人々
- 浄光院と常光院
- 宗祇—沈思・摸索の漂泊
- 「伊勢之人神戸方」(智閑宛宗祇書状について)〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より