解決志向の言語学 : 言葉はもともと魔法だった
著者
書誌事項
解決志向の言語学 : 言葉はもともと魔法だった
(りぶらりあ選書)
法政大学出版局, 2000.11
- タイトル別名
-
Words were originally magic
- タイトル読み
-
カイケツ シコウ ノ ゲンゴガク : コトバ ワ モトモト マホウ ダッタ
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注記
Words were originally magic. (New York : W.W. Norton, c1994) の翻訳
文献: p393-397
内容説明・目次
内容説明
現代心理療法界における優れた思索者であり臨床家でもあるド・シェイザーの、その理論と実践が明らかにされる。心理療法において来談者(クライアント)が告げる「言葉」の深層は探る必要がないとする立場(反・ラカン/ソシュール)から、クライアントが語る「問題」とセラピストが引き出す「解決」の物語りの関係を通して新たな言語学を構想する。ユーモアを交えながら、本書の大半に及んで「解決」への具体的かつ詳細なセラピー(会話)を展開、「言葉」のもっている呪術的な力が明らかにされ、われわれを最先端の心理療法の術へと導いてくれる。
目次
- 「ことばのやり取りに他ならない」
- ことばと構造、構造とことば
- ラカンの穴と全体
- 問題の表層への到達
- ベイトソンの「認識論」—ブラックホールか?
- フロイトのあやまち—ことばは魔力を失わず
- プロブレム・トークとソリューション・トーク
- 表層の「問題」にたどり着く
- クライアントが話す内容をそのまま受け取ること
- 「何か良いことはありましたか?」—初回面接以降
- 成功の物語を構成することコンサルテーション面接
- かろうじて5になるということ
- 表層—そこに解決を求める
- ちょっと待って、それが奇跡なんだ
- エピローグ
「BOOKデータベース」 より