衰退のレギュラシオン : チリ経済の開発と衰退化1830-1914年
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書誌事項
衰退のレギュラシオン : チリ経済の開発と衰退化1830-1914年
新評論, 2000.12
- タイトル別名
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Regulación de decadencia : el desarrollo económico de Chile y su declinación (1830-1914)
- タイトル読み
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スイタイ ノ レギュラシオン : チリ ケイザイ ノ カイハツ ト スイタイカ 1830 1914ネン
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注記
参考文献一覧: p520-530
内容説明・目次
内容説明
途上国の「低開発性」とは、現象的には「安定した低成長」といいうるような側面を有しているのであって、そのような問題をレギュラシオン・アプローチで分析する際には、制度・構造諸形態による調整=レギュラシオンが働いていないと考えるよりも、「安定した低成長」をもたらすような「衰退的レギュラシオン」が働いていると考える方が、分析概念としてはより整合的なように思われる。つまり、大胆ないい方をすれば、制度・構造諸形態による蓄積体制の制御には、プラスの制御とマイナスの制御があると考え、後者のような作用のことを、本書では「衰退的レギュラシオン」、ないしは「衰退のレギュラシオン」と呼ぶのである。
目次
- 第1篇 開発と衰退の構図(分析視角;前期局面(1830〜78年)の構図;後期局面(1878〜1914年)の構図)
- 第2編 通貨・金融レジーム(通貨・金融レジーム(1830〜51年);通貨・金融レジームと1878年恐慌)
- 第3編 競争形態(民族系鉱山企業家群像;勃興期硝石産業の担い手;チリ系硝石企業の衰退と外資支配の確立)
「BOOKデータベース」 より