欧陽脩 : その生涯と宗族
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欧陽脩 : その生涯と宗族
創文社, 2000.11
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オウヨウ シュウ : ソノ ショウガイ ト ソウゾク
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人名索引・事項索引: 巻末
Description and Table of Contents
Description
唐宋八大家の一人で、宋代中期の11世紀に活躍した欧陽脩の栄光と挫折の波乱に富んだ生涯の全体像を提示した、わが国で初めての本格的研究。「慶暦の新政」などさまざまな政治的課題と格闘し、国家や士大夫のあるべき姿を追求して多くの政治的著作や歴史叙述を残した欧陽脩。彼が時代とどのように切り結びながら、しだいに自己の生きてある理由を宗族に見出していくのか、六十数年の生涯の軌跡をとおして明らかにする。彼の問題意識は、科挙制度の整備にともない宋代に新たに台頭してきた士大夫に共通のものであった。父系親族組織である宗族の一大転換期を迎え、それに呼応するように彼の熱い思いによって編纂された一族の族譜『欧陽氏譜図』は、族譜編纂のうえで後世に多大な影響を与えた。卓越した文章家であるだけでなく、歴史家、古典研究家、政治家としての多彩な活動を、日常性や宗族との関わりの中で生き生きと描き、人間欧陽脩の新しい側面を浮き彫りにする。
Table of Contents
- 序章 問題の所在
- 第1章 欧陽脩小伝
- 第2章 宋代吉州の欧陽氏一族
- 第3章 慶暦の新政の源流—「原弊」を手掛かりに
- 第4章 欧陽脩における歴史叙述と慶暦の新政
- 第5章 欧陽脩における諫諍と輿論
- 第6章 濮議論争—あるべき国家像を求めて
- 第7章 欧陽脩の生平と疾病
- 第8章 壮年期の蹉跌と宗族
- 第9章 欧陽脩における族譜編纂の意義
- 第10章 北宋中期における宗族の再認識について
- 附(欧陽修か欧陽脩か;馮道論—欧陽脩と司馬光;「桑懌伝」と『五代史記』士人論)
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