書誌事項

鬩 (せめ) ぎ合う女と男 : 近代

奥田暁子編

(藤原セレクション, . 女と男の時空 : 日本女性史再考 / 鶴見和子 [ほか] 監修||オンナ ト オトコ ノ ジクウ : ニホン ジョセイシ サイコウ ; 9-10)

藤原書店, 2000.12

タイトル別名

鬩ぎ合う女と男 : 近代

Time space of gender : redefining Japanese women's history (Modern)

タイトル読み

セメギアウ オンナ ト オトコ : キンダイ

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注記

参考文献一覧: 下p553-575

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784894342125

内容説明

明治期から1945年の敗戦までの時期は、男の視点と言説に女性が従属し束縛された「暗い」時代と見なされることが多い。しかしよく見れば、たえず男の規範を侵犯し、抵抗し、自ら生きようとした女たちの姿がそこにはある。「鬩ぎ合う女と男」の時代を、沖縄、満洲文学、女教祖、セクシュアリティなど越境と周縁のイメージから、写真と女性、女性作家による女と男、女たちや少女の雑誌など表象の時空から、また労働、国家の射程のなかでの教育や戦争と女たちのありようから問い直す。

目次

  • 1 越境する周縁(美から蛮風へ—針突(ハジチ)からの「解放」と近代沖縄の女たち;満洲国にわたった女性たち—文芸運動を手がかりに;女の霊能—教祖たちの内界と近代;セクシュアリティの歴史)
  • 2 表象の時空へ(写真と女性—新しい視覚メディアの登場と「見る/見られる」自分の出現;女性作家が描く女と男;誕生・少女たちの解放区—『少女世界』と『少女読書会』)
巻冊次

下 ISBN 9784894342132

内容説明

明治期から一九四五年の敗戦までの時期は、男の視点と言説に女性が従属し束縛された「暗い」時代と見なされることが多い。しかしよく見れば、たえず男の規範を侵犯し、抵抗し、自ら生きようとした女たちの姿がそこにはある。「鬩ぎ合う女と男」の時代を、沖縄、満洲文学、女教祖、セクシュアリティなど越境と周縁のイメージから、写真と女性、女性作家による女と男、女たちや少女の雑誌など表象の時空から、また労働、国家の射程のなかでの教育や戦争と女たちのありようから問い直す。

目次

  • 2 表象の時空へ(もう一つの『青鞜』—女たちの連帯をめざした雑誌『新真婦人』)
  • 3 労働からの視座(看護婦の誕生;女中の歴史)
  • 4 国家の射程の中で(「国民国家」の中の女性—明治期を中心に;「良妻賢母主義教育」の逸脱と回収—大正・昭和前期を中心に;女と戦争—母性/家族/国家;戦時下の農村女性たち)

「BOOKデータベース」 より

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