心敬 : 宗教と芸術
著者
書誌事項
心敬 : 宗教と芸術
創文社, 2000.11
- タイトル別名
-
心敬宗教と芸術
- タイトル読み
-
シンケイ : シュウキョウ ト ゲイジュツ
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内容説明・目次
内容説明
心敬の芸術論『ささめごと』は仏道と歌道を融合した中世文化史の輝かしい論理的到達点とされている。『ささめごと』には二種の異なる室町時代の写本が存在する。著者は思想史の視点から、二系統の写本がそれぞれ異なる思想に立脚することを綿密に立証し、正統なテキストとされてきた版本系『ささめごと』の仏教理解の矛盾を徹底究明することで、これが後世の改作であることを論証して、国文学界の通説を覆す。本書は、寛正二年に心敬によって執筆された本初の形をのこす類従本系『ささめごと』という等閑視されてきたテキストに基づいて、仏者でありつつ歌人であった心敬のめざす宗教と芸術が一致する地平を明らかにし、あざやかな切り口で「氷のえん」に象徴される心敬の内面世界を見事に甦らせた、挑戦の書である。
目次
- 序論(類従本系『さゝめごと』と版本系『さゝめごと』;本書の趣旨)
- 第1篇 二系統の『さゝめごと』の思想的差異(理想の歌人像の相違;『沙石集』と『さゝめごと』の思想的影響関係;二系統の『さゝめごと』に観取される思想的差異;『さゝめごと』の思想史的位置)
- 第2篇 心敬の仏教思想(仏教思想の受容状況に関する問題;教学の受容状況)
- 第3篇 心敬における歌道—仏道との関連において(菩薩の修行と歌道との連関;心敬における「えん」)
「BOOKデータベース」 より