書誌事項

国語科で育てる相互交流能力

村松賢一,花田修一,若林富男編著

(21世紀型授業づくり, 14, 15)

明治図書出版, 2000.12

  • 小学校編
  • 中学校編

タイトル読み

コクゴカ デ ソダテル ソウゴ コウリュウ ノウリョク

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内容説明・目次

巻冊次

小学校編 ISBN 9784183259288

内容説明

お茶の水女子大学では、一九九五年、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学の国語・日本語教師が集まってお茶の水女子大学音声言語学習会を立ち上げ、音声言語教育の目標を「ことば(非言語を含む)による相互交流能力の育成」という一点に定め、多忙を極める校務の傍ら、相集っては、それぞれの実践活動を交流し、授業を参観し合い、議論を続けてきた。また、二年前からは、大学の教育改善推進費の援助を受け、幼稚園児から大学生(留学生を含む)までが同じテーマ(「わたしが大切にしているものやこと」)でスピーチを行い、感想を交流する研究的実践に取り組み、相互交流能力の発達を調査、研究している。本書はそうした歩みの中から生み出された幼稚園、小学校における実践事例と、それぞれの教師が授業を通してつかんだ相互交流活動へのアイデアやヒントを収めた。

目次

  • 1 生きる力を育てる国語科の相互交流能力
  • 2 相互交流能力を育てる国語科の学習方向
  • 3 相互交流能力を育てる話し合い系列学習の実際
  • 4 相互交流能力を育てるスピーチ系列学習の実際
  • 5 相互交流能力を育てるためのトピック学習
巻冊次

中学校編 ISBN 9784183260109

内容説明

これまで、学力とは、単純化して言えば、構造化された知識のことを指し、学習とは個の孤立した営みと考えられてきた。ところが認知科学の発達により、大事なことは学び方を学ぶことであり、他者や言語をはじめとする道具との関係の結び方であることがはっきりしてきた。そして、考える力さえもが、その起源を社会的なコミュニケーションに持ち、対話能力が内部に取り込まれて思考力を形成すると言われるようになったのである。中学生という論理的思考力が育つ大事な時期だからこそ、私たちは、真剣に相互交流的な言語活動をどう組織するかを考えなくてはならない。

目次

  • 1 生きる力を育てる国語科の相互交流能力
  • 2 相互交流能力を育てる国語科の授業方向
  • 3 相互交流能力を育てる話し合い学習の実際
  • 4 相互交流能力を育てるスピーチ学習の実際
  • 5 相互交流能力を育てるためのワンヒントコラム

「BOOKデータベース」 より

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