刀と日本人 : もう一つの日本美
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刀と日本人 : もう一つの日本美
光芒社, 2000.12
- タイトル読み
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カタナ ト ニホンジン : モウ ヒトツ ノ ニホンビ
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注記
参考文献: p221-222
内容説明・目次
内容説明
「日本刀」という名称は近々約150年の歴史しか持たない。いわば、そこに至るまでの日本人を記紀神話、万葉集に見ながら、日本の刀剣の革新と完成を見た後鳥羽院を論じることで、刀剣に王朝文化、つまり、桜文化を具現する院の理想を解く。それから約600年。頼山陽の日本刀詩によって、再び武器となり、幕末から近代に至る思想の象徴となった刀剣の数奇な運命を紐解きながら、再び、最先端技術に輝く日本刀の現代までを考察し、美こそ武を征するという思想の内奥を検証する評論集である。
目次
- 第1章 後鳥羽院、美の殉教者(清明美への憧れ;古代人の刀剣観;天平の花・天平の大刀 ほか)
- 第2章 思想としての日本刀(思想としての日本刀;武士の魂の虚実)
- 第3章 明治新体詩に甦る日本刀(江戸漢詩から明治新体詩へ;近代文化の中の桜と刀)
- 第4章 最先端技術に輝く日本刀の技術(武の時代を象徴する日本刀文化の終焉;ドーバー海峡を結んだ掘削機の切刃)
「BOOKデータベース」 より