「夢」で見る日本人
著者
書誌事項
「夢」で見る日本人
(文春新書, 151)
文芸春秋, 2001.1
- タイトル別名
-
夢で見る日本人
- タイトル読み
-
ユメ デ ミル ニホンジン
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内容説明・目次
内容説明
上代には上代の、中世には中世の夢があった。『古事記』や『源氏物語』、『今昔物語』や『太平記』など、古典に現れた様々な夢をなぞり、私たちの祖先が夢とどう付き合って来たのか探ってゆくと、日本人の心の奥が見えて来る。二人が同じとき同じ夢を見たり、人の夢を買ったり奪ったり…あるいは夢占いや夢の解釈、夢のお告げ、夢による病気の診断など、怪異譚から笑える話まで、さあ、あなたも、めくるめく夢うつつの世界を大いに堪能して下さい。
目次
- 第1章 はるか遠い祖先たちの夢—大和・奈良時代(天意を示す統治者の夢(古事記ほか);説話の中の仏の霊験(日本霊異記))
- 第2章 貴族の夢・庶民の夢—平安時代(王朝貴族の見た霊夢(源氏物語ほか);夢が知らせた極楽往生(更級日記ほか);泥くさい身過ぎの中の夢(今昔物語ほか))
- 第3章 おおらかな中世の夢—鎌倉・室町時代(夢の予兆を待つおののき(とはずがたりほか);戦場での夢の論議(太平記ほか);民話のように素朴な夢(宇治拾遺物語ほか))
- 第4章 面白おかしい夢語り—江戸時代(陽気な恵比須・貧乏神(好色五人女ほか);夢まぼろしのロマン(雨月物語ほか);さまざまな夢占いの書)
「BOOKデータベース」 より