神から与えられたメス : 心臓外科医56年の足跡

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神から与えられたメス : 心臓外科医56年の足跡

和田壽郎著

メディカルトリビューン, 2000.12

タイトル別名

神から与えられたメス : 心臓外科医56年の足跡|カミ カラ アタエラレタ メス : シンゾウ ゲカイ ゴジュウロクネン ノ ソクセキ

タイトル読み

カミ カラ アタエラレタ メス : シンゾウ ゲカイ 56ネン ノ ソクセキ

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注記

内外における臨床・研究・教職歴:p231〜242

内容説明・目次

内容説明

1980年代のはじめに、拒絶反応を抑える画期的な薬剤サイクロスポリンが発見され、世界各国で脳死臓器移植が普及した。わが国でも臓器移植(心・肺を除く)が再開されたが、手術医は次々と殺人罪で告発された。やがて、脳死移植は政治の場に持ち込まれ、1997年10月「脳死臓器移植法」が施行された。同法施行後はじめての心臓移植手術が行われたのは1年4か月が経過してからであった。これまでに、10人が臓器を提供したが(2000年11月現在)、脳死の判定や種々の臨床的な問題点を残したまま、法改正の公約期限2000年10月は過ぎてしまった。この間、移植手術を求めて50人以上の患者が海外へ渡ったと報じられている。日本国内の日本人は“生と死”の問題を21世紀に持ち越すことになった。

目次

  • 第1章 脳死移植への準備はゼロ
  • 第2章 我が生い立ち
  • 第3章 終戦そして留学時代
  • 第4章 ベッドサイド・手術実習を学生時代に
  • 第5章 札幌医科大学時代—日本初の胸部外科学を開講
  • 第6章 日本ではなぜ心臓移植が中断したか
  • 第7章 21世紀へのメッセージ—若い医師、医学生に望むこと
  • 第8章 これからの日本と日本人に求めたいこと—追補の形での終章

「BOOKデータベース」 より

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