総動員帝国 : 満洲と戦時帝国主義の文化
著者
書誌事項
総動員帝国 : 満洲と戦時帝国主義の文化
岩波書店, 2001.2
- タイトル別名
-
Japan's total empire : Manchuria and the culture of wartime imperialism
- タイトル読み
-
ソウドウイン テイコク : マンシュウ ト センジ テイコク シュギ ノ ブンカ
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注記
その他の訳者: 川島真, 高光佳絵, 千葉功, 古市大輔
原著(Berkley: University of California Press, 1998)を著者自身の手で9割ほどに圧縮したものの全訳
内容説明・目次
内容説明
満洲事変以来、日本国民は挙げて大陸進攻に熱狂した。事変の翌年作られた満洲国は日本帝国の心臓部に結合され、日本の人的・物的・文化的資源を総動員していく。この新ししい段階にいたった帝国の成立から崩壊までの全史を、広範な史料を自在に駆使しつつ描き切った、壮大な歴史叙述。
目次
- 第1部 総動員帝国の形成(満洲国と日本)
- 第2部 満洲事変と新しい軍事帝国主義—一九三一‐一九三三(戦争熱—帝国の好戦的愛国主義とマス・メディア;急速な帝国主義—エリート政治と大衆動員)
- 第3部 満洲の実験と植民地開発—一九三二‐一九四一(不安定な提携—植民地経済をめぐる軍人と実業家;すばらしき新帝国—ユートピアと知識人)
- 第4部 新しい社会帝国主義と農業開拓移民計画—一九三二‐一九四五(再発明された農本主義—農村危機と帝国への農業の結合;移民送出の推進装置—満洲開拓と国家の領域の膨張;帝国の犠牲者)
- 第5部 結論(総動員帝国の逆説)
「BOOKデータベース」 より