書誌事項

大乗院寺社雑事記研究論集

大乗院寺社雑事記研究会編

和泉書院, 2001.2-

  • 第1巻
  • 第2巻
  • 第3巻
  • 第4巻
  • 第5巻

タイトル読み

ダイジョウイン ジシャ ゾウジキ ケンキュウ ロンシュウ

注記

第5巻 付録: CD-ROM1枚

収録内容
  • 第1巻: 『大乗院寺社雑事記の史跡』 / 森田恭二 [著]
  • 中世後期畿内国人層の動向と家臣団編成 : 大和国古市氏を中心に / 田中慶治 [著]
  • 室町・戦国期大和国東山内北部の政治構造 : 狭川・簀川氏の動向を中心に / 永井隆之 [著]
  • 大和国「国民」越智家栄の動向について : 身分制の観点から / 綾部正大 [著]
  • 中世後期の若党に関する一考察 : 大和国を中心にして / 田中慶治 [著]
  • 国人古市氏の馬借・関支配について : 南山城を中心にして / 田中慶治 [著]
  • 東播守護代別所則治の権力形成過程について / 渡邊大門 [著]
  • 稚児愛満丸二十八年の生涯 / 森田恭二 [著]
  • 中世猿楽者の存在形態 / 森田恭二 [著]
  • 『大乗院寺社雑事記』に見る連歌興行 (一) : 康正三年(一四五七)-長禄二年(一四五八) / 鶴崎裕雄 [著]
  • 中世都市奈良の近世的変容 / 金井年 [著]
  • 第2巻: 一条家領摂津国福原荘に関する一考察 / 渡邊大門著
  • 室町・戦国期の大乗院領河口・坪江庄 / 森田恭二著
  • 興福寺大乗院門跡と律宗寺院 : とくに律宗寺院大安寺を通して / 大石雅章著
  • 中世における寺院の童について / 丹生谷哲一著
  • 応仁大乱と奈良 / 森田恭二著
  • 河内守護畠山氏とその城郭 / 森田恭二著
  • 和泉守護細川氏の系譜をめぐる諸問題 / 森田恭二著
  • 『大乗院寺社雑事記』の吹田氏と吐田氏 / 石本倫子著
  • 戦国期大和国宇智郡に関する二つの史料 / 田中慶治著
  • 中世後期における奈良の盲人について : 『大乗院寺社雑事記』を中心に / 小熊譲著
  • 『大乗院寺社雑事記』に見る連歌興行 2 : 長禄3年(1459)-文正元年(1466) / 鶴崎裕雄著
  • 中近世奈良における「辻子」と「突抜」 / 金井年著
  • 大乗院尋尊と中世都市堺 / 大利直美, 鶴崎裕雄著
  • 第3巻: 戦国期における山名氏権力と守護代 / 渡邊大門著
  • 守護細川氏と北摂津の国人 : 今西家文書の再検討 / 森田恭二著
  • 『大乗院寺社雑事記』に見る興福寺寺門領播磨国三个庄 / 川崎晋一著
  • 興福寺の河川交通支配 : 河上五ヶ関を中心として / 森田恭二著
  • 摂津国吹田寺内町の復原的研究 / 金井年著
  • 『大乗院寺社雑事記』『文正記』に見る長禄・寛正の内訌 / 瀬戸祐規著
  • 『大乗院寺社雑事記』の医師達 : 上池院民部卿胤祐と松井法眼 / 大鳥壽子著
  • 文献資料に見る「風流(ふりゅう)」の成立と変遷 / 森田恭二著
  • 『大乗院寺社雑事記』に見る薪猿楽関連資料の検討 / 森田恭二著
  • 生成期における「たて花」 : 十五世紀中期の「花」と連歌の一様相 / 小林善帆著
  • 『大乗院寺社雑事記』に見る連歌興行(三) : 応仁元年(一四六七)〜文明九年(一四七七) / 鶴崎裕雄著
  • 第4巻: 南都綱所について / 森川英純 [著]
  • 足利義材側近の公家、葉室光忠とその時代 / 湯川敏治 [著]
  • 長禄・寛政期の畠山氏の内訌 : 古記録と物語、それぞれのあり方 / 瀬戸祐規 [著]
  • 和泉守護所の位置を探る / 森田恭二 [著]
  • 大和宇陀郡国人の動向 : 秋山・沢氏を中心に / 森田恭二 [著]
  • 『大乗院寺社雑事記』に見る中世奈良の諸職人 / 森田恭二 [著]
  • 『大乗院寺社雑事記』にみる環濠集落 / 金井年 [著]
  • 『大乗院寺社雑事記』に見る連歌興行(四) : 文明十年(一四七八)~文明十九年(長享元年 一四八七) / 鶴崎裕雄 [著]
  • 十五世紀中期の茶の湯と連歌 : 『経覚私要鈔』を中心に / 小林善帆 [著]
  • 永島福太郎先生追訃
  • 恩師永島福太郎先生を偲ぶ / 森田恭二 [著]
  • 永島福太郎氏の訃・永島福太郎先生に叱られた話 / 鶴崎裕雄 [著]
内容説明・目次
巻冊次

第1巻 ISBN 9784757600928

内容説明

奈良興福寺大乗院門跡尋尊の、宝徳二年(一四五〇)正月から永正五年(一五〇八)正月に至る四十九年間の日記。十五世紀後半という室町後期の幾内近国の出来事を具さに記録し、室町時代の根本史料の一つである。

目次

  • 1 史跡(『大乗院寺社雑事記』の史跡)
  • 2 国人・侍(中世後期幾内国人層の動向と家臣団編成—大和国古市氏を中心に;室町・戦国期大和国東山内北部の政治構造—狭川・簀川氏の動向を中心に;大和国「国民」越智家栄の動向について—身分制の観点から ほか)
  • 3 文化・芸能(稚児愛満丸二十八年の生涯;中世猿楽者の存在形態;『大乗院寺社雑事記』に見る連歌興行(一)—康正三年(一四五七)〜長禄二年(一四五八))
  • 4 歴史地理(中世都市奈良の近世的変容)
巻冊次

第2巻 ISBN 9784757601871

内容説明

本書は、奈良興福寺大乗院門跡尋尊の、宝徳二年(一四五〇)正月から永正五年(一五〇八)正月に至る四十九年間の日記である。十五世紀後半という室町後期の畿内近国の出来事を具さに記録し、室町時代の根本史料の一つである。

目次

  • 1 戦国期荘園の諸相(一条家領摂津国福原荘に関する一考察;室町・戦国期の大乗院領河口・坪江庄)
  • 2 大乗院門跡と寺院組織(興福寺大乗院門跡と津宗寺院—とくに津宗寺院大安寺を通して;中世における寺院の童について)
  • 3 国人・他侍の活動(応仁大乱と奈良;河内守護畠山氏とその城郭 ほか)
  • 4 芸能文化の内容(中世後期における奈良の盲人について—『大乗院寺社雑事記』を中心に;『大乗院寺社雑事記』に見る連歌興行(二)—長禄三年(一四五九)〜文正元年(一四六六))
  • 5 歴史地理(中近世奈良における「辻子」と「突抜」:大乗院尋尊と中世都市堺)
巻冊次

第3巻 ISBN 9784757603936

内容説明

本巻には、畿内・近国の武家や荘園、大乗院門跡を取り巻く医師集団、南都に発展した連歌や立花、茶の湯、祭礼芸能などの総合的研究、『大乗院寺社雑事記』と軍記の比較、興福寺の河川交通支配、大乗院領吹田における寺内町の成立などの新分野の研究が取り入れられている。

目次

  • 戦国期における山名氏権力と守護代
  • 守護細川氏と北摂津の国人—今西家文書の再検討
  • 『大乗院寺社雑事記』に見る興福寺寺門領播磨国三个庄
  • 興福寺の河川交通支配—河上五ケ関を中心として
  • 摂津国吹田寺内町の復原的研究
  • 『大乗院寺社雑事記』『文正記』に見る長禄・寛正の内訌
  • 『大乗院寺社雑事記』の医師達—上池院民部卿胤祐と松井法眼
  • 文献資料にみる「風流」の成立と変遷
  • 『大乗院寺社雑事記』に見る薪猿楽関連資料の検討
  • 生成期における「たて花」—十五世紀中期の「花」と連歌の一様相
  • 『大乗院寺社雑事記』に見る連歌興行(三)応仁元年(一四六七)〜文明九年(一四七七)
巻冊次

第4巻 ISBN 9784757605787

目次

  • 南都綱所について
  • 足利義材側近の公家、葉室光忠とその時代
  • 長禄・寛正期の畠山氏の内訌—古記録と物語、それぞれのあり方
  • 和泉守護所の位置を探る
  • 大和宇陀郡国人の動向—秋山・沢氏を中心に
  • 『大乗院寺社雑事記』に見る中世奈良の諸職人
  • 『大乗院寺社雑事記』にみる環濠集落
  • 『大乗院寺社雑事記』に見る連歌興行(四)—文明十年(一四七八)〜文明十九年(長享元年一四八七)
  • 十五世紀中期の茶の湯と連歌—『経覚私要鈔』を中心に
  • 永島福太郎先生追訃
巻冊次

第5巻 ISBN 9784757607866

内容説明

宝町時代後期における社会・文化の根本史料『大乗院寺社雑事記』について、最前線の研究成果と基礎資料を提供する。

目次

  • 史料紹介 イェール大学所蔵『興福寺會所目代細々引付』(翻刻)
  • 史料紹介 帝塚山大学奈良学総合文化研究所蔵『南院家文書』
  • 興福寺住侶寺役宗神擁護和讃(興福寺所蔵)(影印)
  • 紹巴作興福寺和讃 一巻(興福寺所蔵)(復刻)
  • 『経覚私要鈔』に見る淋汗とたて花
  • 大乗院尋尊と伝奏広橋兼顕の確執—興福寺仏地院の帰属を巡る相論を中心として
  • 『大乗院寺社雑事記』に見る連歌興行(五)“要旨”—長享二年(一四八八)〜永正四年(一五〇七)
  • 中世後期の摂河泉の興福寺領・春日社領
  • 室町期興福寺住侶を巡る諸階層と法会“要旨”
  • 中世興福寺の法衣と袈裟、そして自治
  • 摂津国人茨木氏の盛衰(要旨)
  • 『大乗院寺社雑事記』に見る大乗院門跡の末寺
  • 戦国期、一条家の様相—『大乗院寺社雑事記』に見る一条家僕、石左衛門尉を中心に
  • 興福寺別当次第表(要旨)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
ページトップへ