神なき時代の神 : キルケゴールとレヴィナス
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神なき時代の神 : キルケゴールとレヴィナス
岩波書店, 2001.2
- タイトル読み
-
カミ ナキ ジダイ ノ カミ : キルケゴール ト レヴィナス
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内容説明・目次
内容説明
哲学とは何か、それは「善く生きる」ことの意味を見いだそうとする営みではなかったのか?高度に発達した知識の体系と日常的に蔓延する不正や悲惨とに取り囲まれたわれわれは、この基本的な姿勢を失っているのではないか?本書は、ユダヤ人哲学者レヴィナスを手がかりに、哲学の意味を倫理と信仰へと問いつめ、神の不在と逆説とが切迫した問いとなった現代における信仰の意味を探る。明快な叙述のうちにレヴィナスの独特で難解な議論が読みぬかれ、倫理的責任の引き受けに結晶する究極の神信仰が取りだされる。
目次
- 否定と跳躍—ソクラテスとキルケゴール
- 死にさらされた裸と至高性—レヴィナスの語る顔
- 神の超越と人間の責任—人間を通してのみ働く神
- レヴィナスにおける死と時間—ハイデガーとの対比において
- 存在の「かなた」—人と神における近さと遠さ
「BOOKデータベース」 より