ドストエフスキーとポストモダン : 現代における文学の可能性をめぐって

書誌事項

ドストエフスキーとポストモダン : 現代における文学の可能性をめぐって

福井勝也著

のべる出版企画 , コスモヒルズ (発売), 2001.1

タイトル別名

ドストエフスキイーとポストモダン : 現代における文学の可能性をめぐって

タイトル読み

ドストエフスキー ト ポストモダン : ゲンダイ ニオケル ブンガク ノ カノウセイ オ メグッテ

内容説明・目次

内容説明

時代のニヒリズムが蔓延する情況で、無思想な言説だけが流布されている。著者のドストエフスキーに込めた熱情は、この無為を撃ちたいという本質的な欲求に根ざしている。ドストエフスキーを、十九世紀のロシアを代表する「世界的な大文豪」という狭隘な理解では、いまの思想情況は撃てない。革命と神、犯罪と悪、生と死、父と子、男と女、加虐と被虐…。あらゆる現在的な課題が彼の作品の中に網羅されている。

目次

  • 論考(現代における魂の救済—ドストエフスキーのイエス・キリスト像;現代における「父親像」と「父親殺し」—ドストエフスキーと中上健次;無意識的なもの—ドストエフスキーとユング)
  • 傍聴記・覚え書(国際研究集会記念講演会を傍聴して—ドストエーフスキイの会主催;小森陽一“『カラマーゾフの兄弟』を読みなおす”を聴いて;桶谷秀昭・『ドストエフスキーについての二・三の感想』について;「雑感」—ドストエーフスキイの会発足20年にあたって ほか)
  • 書評・エッセイほか(『てんかんの人間学』木村敏編;『ドストエフスキイ』井桁貞義著;『悪の哲学ノート』中村雄二郎著;『紀州 木の国・根の国物語』中上健次著 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BA50877765
  • ISBN
    • 4877031480
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京,東京
  • ページ数/冊数
    ii, 201p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ