「般若心経」を読む : 「色即是空、空即是色」ー愚かさを見すえ、人間の真実に迫る
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「般若心経」を読む : 「色即是空、空即是色」ー愚かさを見すえ、人間の真実に迫る
(PHP文庫)
PHP研究所, 1991.11
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ハンニャ シンギョウ オ ヨム
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Description and Table of Contents
Description
人間はなぜ瑣事に悩み、色に惑うのか。悩み惑い続けながら、なぜ「生」に執着し「色」に執着するのか。自ら煩悩の熱い炎に焼かれ身悶えしながら、なお人間の真実に迫ろうとする水上勉が、一筋の光明を求め、「心経」を一休和尚に問い、正眼国師に質す。その苦悩の果ての悟りとは—。一千数百年にわたって読みつがれ、唱え続けられて来た日本人の心の原点「般若心経」が最高の語り手を得て現代に甦る。
Table of Contents
- 序章 「まかはんにゃはらみたしんぎょう」
- 第1章 漢字「般若心経」にめぐりあう
- 第2章 正眼国師の『心経抄』と私
- 第3章 一切は「空」である
- 第4章 私版「色即是空」の世界
- 第5章 一休における「色即是空」の世界
- 第6章 死して百日紅や椿の花となる
- 第7章 不浄を美しいと思うときもある
- 第8章 六根・六塵の本体は無である
- 第9章 無明とは何か
- 第10章 四苦八苦を成敗するには
- 第11章 のたうちまわって生きるしかない
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