犬人怪物の神話 : 西欧、インド、中国文化圏におけるドッグマン伝承
著者
書誌事項
犬人怪物の神話 : 西欧、インド、中国文化圏におけるドッグマン伝承
工作舎, 2001.3
- タイトル別名
-
Myths of the dog-man
- タイトル読み
-
ケンジン カイブツ ノ シンワ : セイオウ インド チュウゴク ブンカケン ニ オケル ドッグマン デンショウ
大学図書館所蔵 件 / 全52件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
原著(University of Chicago Press, 1991)の全訳
邦訳文献: p383
参考文献: p385-401
内容説明・目次
内容説明
犬頭の聖人クリストフォロス、アウトカーストの犬喰い族、辺境の蛮族…西欧・インド・中国の神話や旅行記・史書には、怪物種族の一たる犬人=ドッグマンが数多く登場する。この異形のものたちは、どこから生まれたのか?三大文化圏のはざまにあった中央アジア民族は、それぞれの文化圏が抱く「異なるものへの畏れ」によって怪物として語り継がれた。異なる文化圏との出会いはまた、自己と他者の相互認知から起こる融合、差別、排除の観念を生む。そのシンボルとしてのドッグマンを論じた書。
目次
- 第1章 怪物とはつねに他者のこと
- 第2章 忌まわしき者から犬頭の聖者へ
- 第3章 犬頭種族の群れ
- 第4章 聖仙ヴィシュヴァーミトラと犬食い族
- 第5章 古代と中世インドにおける犬食い族
- 第6章 犬人族が渦巻く中央アジア
- 第7章 中国の犬人伝承—槃瓠と犬戎
- 第8章 古代中国の異民族が織りなす混沌
- 第9章 他者を認めて共に生きる
「BOOKデータベース」 より