放浪の天才詩人金笠
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放浪の天才詩人金笠
(集英社新書, 0082F)
集英社, 2001.3
- タイトル読み
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ホウロウ ノ テンサイ シジン キム サッカ
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注記
参考文献: p202-203
内容説明・目次
内容説明
一九世紀、李朝末期の朝鮮半島各地を放浪しながら、天才のひらめきに富んだ詩を残した、“朝鮮の山頭火”とでもいうべき詩人がいた。金笠。名門でありながら廃された家に生まれ、自らの出自を知って出奔、死ぬまで反骨の生き方を通した。だが、その生涯の悲劇性にもかかわらず、金笠の詩は鋭い風刺とユーモアを湛え、死後一三〇年を経た今も庶民の心を捉えつづけている。権威を嗤い、酒色を愛し、民衆の心を詠いながら路傍に果てた旅人の生と詩を、丁寧に紹介・解説する。
目次
- 第1章 金笠の生涯
- 第2章 関北千里を放浪
- 第3章 開城逐客
- 第4章 嶺南の地を行く
- 第5章 全羅道漂泊
- 第6章 金笠の詩の世界
- 第7章 虚像と実像
「BOOKデータベース」 より