敗北を抱きしめて : 第二次大戦後の日本人
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書誌事項
敗北を抱きしめて : 第二次大戦後の日本人
岩波書店, 2001
- 上
- 下
- タイトル別名
-
Embracing defeat : Japan in the wake of World War II
- タイトル読み
-
ハイボク オ ダキシメテ : ダイニジ タイセンゴ ノ ニホンジン
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注記
Embracing defeat (W.W. Norton and Company/The New Press, 1999) の翻訳
下巻の訳者: 三浦陽一, 高杉忠明, 田代泰子
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784000244022
内容説明
一九四五年八月、焦土と化した日本に上陸した占領軍兵士がそこに見出したのは、驚くべきことに、敗者の卑屈や憎悪ではなく、平和な世界と改革への希望に満ちた民衆の姿であった。勝者による上からの革命に、敗北を抱きしめながら民衆が力強く呼応したこの奇蹟的な「敗北の物語」を、米国最高の歴史家が描く。二〇世紀の叙事詩。ピュリッツァー賞受賞。
目次
- 第1部 勝者と敗者(破壊された人生;天降る贈り物)
- 第2部 絶望を超えて(虚脱—疲労と絶望;敗北の文化;言葉の架け橋)
- 第3部 さまざまな革命(新植民地主義的革命;革命を抱きしめる;革命を実現する)
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784000244039
内容説明
敗北を抱きしめながら、日本の民衆が「上からの革命」に力強く呼応したとき、改革はすでに腐蝕しはじめていた。身を寄せる天皇を固く抱擁し、憲法を骨抜きにし、戦後民主改革の巻き戻しに道をつけて、占領軍は去った。日米合作の「戦後」がここに始まる。敗北からの蘇りと簒奪された改革を壮大に描いた20世紀の叙事詩、完結。ピュリツッァー賞受賞。
目次
- 第4部 さまざまな民主主義(くさびを打ち込む—天皇制民主主義(1);天から途中まで降りてくる—天皇制民主主義(2);責任を回避する—天皇制民主主義(3);GHQが新しい国民憲章を起草する—憲法的民主主義(1);新たなタブーを取り締まる—検閲民主主義)
- 第5部 さまざまな罪(勝者の裁き、敗者の裁き;負けたとき、死者になんといえばいいのか?;負けたとき、使者になんと言えばいいのか?)
- 第6部 さまざまな再建(成長を設計する)
「BOOKデータベース」 より