カフカ罪と罰
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カフカ罪と罰
松籟社, 2001.2
- タイトル読み
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カフカ ツミ ト バツ
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注記
註: p279-285
内容説明・目次
内容説明
『判決』から『変身』、『流刑地にて』、さらには『田舎医者』へといたるカフカ作品を、「罪と罰」の無限運動をめぐる物語群として、剔抉する。
目次
- 『判決』をめぐって—召喚された自己(脅迫的自己としての「ロシアの友」;自己の統合の不可避性と不可能性;「ロシアの友」の召喚と「父」の復活 ほか)
- 『変身』をめぐって—存在と非在のはざまで、あるいは行動から観察者へ(「変身」の両義性;「赦免」の不在;「所有」の喪失・「食欲」の喪失 ほか)
- 『流刑地にて』をめぐって—裁く機械(=〈父〉)の崩壊?(零化した「罪」;「罪は疑うべからず」;「死」との交換の自己認識 ほか)
- 『田舎医者』をめぐって—帰属からの脱落(仲介不能の自己分裂;「出発」の二重の不可能性;「傷」の両義性 ほか)
「BOOKデータベース」 より