「コトバと心」の起源 : 二音節動詞の精神分析学的探究

書誌事項

「コトバと心」の起源 : 二音節動詞の精神分析学的探究

豊永武盛著

国書刊行会, 2001.2

タイトル読み

コトバ ト ココロ ノ キゲン : ニオンセツ ドウシ ノ セイシン ブンセキガクテキ タンキュウ

内容説明・目次

内容説明

精神科医である著者が、長年にわたり日々探究を続けてきた「コトバ」と「心」の交わる人間の精神世界。日々の臨床現場で、精神状態を現すさまざまな言語表現を検討する中から得られた知見により、特に日本語の動詞の働きに着目する。とりわけ二音節動詞に日本人の心的起源と言語の祖型を見出し、精細に分析。日本人の心理と、日本語の語源を遡る画期的な論考を展開する。「言語の現場」からの洞察に満ちた、日本語論への新たな一石。

目次

  • 第1部 コトバ分析入門(本著の動機;西洋言語学の流れ;日本語学の流れ;「二音節動詞」の無意識性)
  • 第2部 語尾音について(語尾音の意味;語尾音の国語学的検討;語尾音の心理性;語尾音の身体性)
  • 第3部 語頭音について
  • 第4部 「コトバと心」の起源(語頭音の意味と構造;「コトバ」の起源(原始動詞・原始名詞);「こころ」の起源—幼児の言語獲得)

「BOOKデータベース」 より

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