教父と古典解釈 : 予型論の射程

Bibliographic Information

教父と古典解釈 : 予型論の射程

秋山学著

創文社, 2001.2

Other Title

Church fathers and interpretation of classical heritage : the scope of typology

Title Transcription

キョウフ ト コテン カイシャク : ヨケイロン ノ シャテイ

Note

著者の博士学位論文「神話・神秘・解釈: 予型論的古典解釈と神秘的変容の諸相」に加筆・訂正を施し,構成を改めたもの

参考文献表: 巻末p49-63

英文目次,要約巻末

Church fathers and interpretation of classical heritage : the scope of typology

Description and Table of Contents

Description

本書は、9〜10世紀ビザンティン時代の人文主義(特にアレタス)から遡って、教父時代における古典の受容と精神的境位がそれら後世のヒューマニズムに合致するものであることを実証し、キリスト教的人文主義の根底に潜むものを普遍的な相において探ったものである。

Table of Contents

  • 本書の構成と目的について—古典文献伝承と教父神学
  • 第1部 ビザンティン時代における人文主義の成立と神学(地中海世界における書物史—カイサレイアのアレタスまでの文献史;アレタスの人文主義的神学—『黙示録注解』を中心に)
  • 第2部 カッパドキア教父たちの古典観と神学(バシレイオスと「ルネッサンス」—神学と人文主義の関係をめぐって;ニュッサのグレゴリオスにおける「神の像」理解の変容—人間性の再構築)
  • 第3部 終末論と予型論(オリゲネス的終末論の展開と証聖者マクシモス—アポカタスタシスを中心に;証聖者マクシモスにおける終末論と神化—旧約聖書解釈との関連で)
  • 第4部 教父神学から古典解釈へ(アレクサンドレイアのクレメンスによる『オデュッセイア』解釈—古典の神学的受容;コンスタンティノス大帝とウェルギリウス『牧歌』第四歌—「異教予型論」と古典の受容;人文主義的教父神学の地平と終末論的予型論の射程—総括と展望)

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Details
  • NCID
    BA51582734
  • ISBN
    • 4423171325
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    xi, 271, 91p
  • Size
    22cm
  • Classification
  • Subject Headings
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