中世を創った人びと
著者
書誌事項
中世を創った人びと
新書館, 2001.4
- タイトル読み
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チュウセイ オ ツクッタ ヒトビト
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注記
『草月』の連載「伝統の創造者たち」 (92年2月号-93年12月号, 96年4月号-8月号, 96年12月号-97年4月号) を訂正・再編集したもの
内容説明・目次
内容説明
危機的状況にある、われわれの先細った思考や磨り減った感覚、あるいは倫理の欠如に対して、何か根源的な批判でもある時代、われわれが失ったものを思い出させてくれる豊饒な時代として、中世は、いま、呼び起こされている。この本は、そのような時代を生きた日本の文化的クリエーターたちを、その息づかいが今でも残っている場所を訪ねながら描くものである。
目次
- 連歌講—民主的な共同体
- 佐々木道誉—バサラ大名、光と闇のコーディネーター
- 一休宗純—愉楽のリベラリスト
- 金春禅竹—デカダンスの美学
- 足利義満—優雅な乗っ取り犯
- 柴屋軒宗長—言語空間の仕立て人
- 夢窓疎石—日本の山野を歩いた大秀才
- 後醍醐天皇(五百年の呪縛;逸脱の王者)
- 村田珠光—竹をあやつる侘び茶の祖
- 世阿弥(流罪の芸術家;国家のエンターテイナー)
- 池坊専応—宇宙表現の実験家
- 雪舟等楊—(多様なスタイルを持つ画家;日本最初のスケッチ画家)
- 足利義政—執念深い美の狩人
- 千利休(無縁平等の精神;ブラックホール世界への強い志向)
「BOOKデータベース」 より