梁塵秘抄とその周縁 : 今様と和歌・説話・物語の交流
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梁塵秘抄とその周縁 : 今様と和歌・説話・物語の交流
三省堂, 2001.5
- タイトル別名
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梁塵秘抄とその周縁 : 今様と和歌説話物語の交流
- タイトル読み
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リョウジン ヒショウ ト ソノ シュウエン : イマヨウ ト ワカ セツワ モノガタリ ノ コウリュウ
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注記
著者の学位請求論文(お茶の水女子大学, 1998)の一部にその後の論考を加えてまとめたもの
『梁塵秘抄』今様の解釈に関する論文目録: p316-332
内容説明・目次
内容説明
現存最大の今様集に『梁塵秘抄』がある。しかし、音楽的実態や歌謡作者がほとんど知られない上、資料もとぼしいため、研究は困難な状況にある。その資料のとぼしさこそが、今様の置かれていた文学的位置を端的に示すものでもあろう。しかし、歴史上のある一時期、今様は確かに歌われていた。今様がどのような時代背景に育ち、他のジャンルの文学とどのように関わっていたかを明らかにする。
目次
- 第1章 和歌と今様(歌人と今様(寂蓮をめぐって;道因をめぐって);歌語と今様—「柴車」をめぐって ほか)
- 第2章 説話・伝承と今様(俵藤太伝承と「藤太巫女」の今様—『梁塵秘抄』配列の背景の一例として;崇徳院怨霊と今様—『梁塵秘抄』今様の成立時期にふれて ほか)
- 第3章 物語と今様(『堤中納言物語』と今様—「虫めづる姫君」の生成圏をめぐって;『源氏物語』と今様(源氏古注釈における今様享受をめぐって;近江の君の人物造型をめぐって))
- 終章 猿楽と今様—『鳥獣戯画』にふれて
「BOOKデータベース」 より