業柱抱き
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書誌事項
業柱抱き
(新潮文庫, く-19-3)
新潮社, 2001.6
- タイトル読み
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ゴウバシラダキ
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内容説明・目次
内容説明
虚言癖が禍いして、私小説書きになってしまった。「言葉」が「はなし」を捏造するのだ。だが、「はなし」に騙られて虚実皮膜の間にただようているのが、そもそも「現実」というものではないのか?魚など一尾もとれる筈のない風呂桶にむかい、あくまでも正気で釣糸を垂れ続けるかのような、深い自己矛盾。その底にひそむ生霊をあばき出す、業さらしな「言葉」の痛苦、怖れ、愉楽…。
目次
- 業柱抱き
- むっつり
- 安酒の味
- 私小説について
- 因果づく
- ちぐはぐ
- 仏壇屋と文士
- 村の鍛冶屋
- 風呂桶の中の魚
- 三島賞受賞の言葉〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より