環境と文明の世界史 : 人類史20万年の興亡を環境史から学ぶ
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環境と文明の世界史 : 人類史20万年の興亡を環境史から学ぶ
(新書y, 030)
洋泉社, 2001.5
- タイトル読み
-
カンキョウ ト ブンメイ ノ セカイシ : ジンルイシ 20マンネン ノ コウボウ オ カンキョウシ カラ マナブ
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内容説明・目次
内容説明
人類が営々と築き上げてきた文明は、頻繁に変化する自然環境とともに興亡を繰り返してきた。人類の飽くなき知恵と欲望は、今日の「繁栄」をもたらしたが、次々に自然を破壊することで、地球環境の悪化をもたらした。人類の歴史は、自分たちが自然環境に生かされていることを忘れた滅亡への道でもあった。環境学、環境考古学、比較文明史の論客が、環境史の視点から人類の滅亡回避の可能性を論じ合った警世の書。
目次
- 序 今なぜ環境史を学ぶ必要があるのか?(環境史—マルクス主義史観に押し潰されてきた環境史研究;年代測定—歴史認識を逆転させた画期的な年代測定法の発見)
- 第1部 現代型新人の誕生から古代文明の崩壊まで(二〇万年前〜二〇〇〇年前頃)(現代型新人の誕生—ネアンデルタール人とマンモスはなぜ絶滅したのか?;農耕革命と定住革命—北アメリカの巨大“氷河湖”の崩壊と農耕の始まり ほか)
- 第2部 グレコ・ローマ文明の誕生から中世ペストの大流行まで(紀元前二〇〇〇年頃〜紀元後一五世紀)(水と文明—たった五〇〇ミリの雨から生まれたグレコ・ローマ文明;金属と文明(1)—金属汚染と引き換えに手にしたローマ帝国の栄光 ほか)
- 第3部 ヨーロッパ世界の拡大から「欲望全開」の世紀まで(一五世紀〜現代)(植民地と文明—イスラムの圧力に押し出された「大航海時代」の幕開け;遊牧民と文明—ヨーロッパ人の植民地経営法は遊牧民の発想 ほか)
- 結び 環境史から人類の未来を問う(環境革命と文明—人類の破局を食い止める「環境革命」は可能か?)
「BOOKデータベース」 より