日光山と関東の修験道
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日光山と関東の修験道
(山岳宗教史研究叢書, 8)
名著出版, 2000.11
オンデマンド版
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ニッコウザン ト カントウ ノ シュゲンドウ
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注記
印刷・製本: デジタルパブリッシングサービス
折込み表: 3枚
内容説明・目次
内容説明
関東平野の北と西側には、いわゆる関東山地の山波が重畳としており、平地民にとっては、彼方にある聖なる空間として存在していることは、本巻に収載した山岳信仰の諸相をみれば明らかであった。なかんずく第一篇にまとめた日光山をめぐる諸信仰には、さまざまな山岳信仰の諸要素の集約した姿を看取できるだろう。第二篇、上毛三山と常陸・房総の山岳信仰では、日光とは別立して秀麗な山容を誇る上毛・常陸の霊山の特色がまとめられている。第三篇、武蔵・相模の山岳信仰と修験道では、まず秩父山地を代表して武甲山と両神山があげられる。また、近世修験の活動で急激に勢力を拡大した高尾山信仰の実態も記されている。第四篇では、信仰対象が関東地方にはなく、むしろ関東地方から代参を立てて登拝する山岳として、富士・木曽御嶽・出羽三山をめぐる諸問題を収録している。以上の様に、本巻には関東全域に広がる山岳信仰の全体を網羅している。
目次
- 総説 日光山と関東の修験道
- 第1篇 日光修験の成立と展開
- 第2篇 上毛三山と常陸・房総の山岳信仰
- 第3篇 武蔵・相模の山岳信仰と修験道
- 第4篇 山岳信仰と関東における代参講の展開
「BOOKデータベース」 より