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なるほど線形代数

村上雅人著

海鳴社, 2001.6

タイトル読み

ナルホド センケイ ダイスウ

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内容説明・目次

内容説明

線形代数の主な効用は、変数が多い連立1次方程式をいかに整理して解法するかにある。連立1次方程式を解くだけならば、中学生でも何とか対応できるから、それほど重要とは思えない。しかし、そう思って油断していると、途中で迷路に入り込んだ気分になってしまうのも線形代数である。線形代数の構成要素に行列と行列式があるが、これらは名前は似ていても、その基本的考え方がまったく違っている。よって、行列と行列式が違うということを明確にすることを、まず本書の目的とした。さらに、線形代数は20世紀物理界の最大の成果と呼ばれる量子力学の建設に大きな役割を果たしたのであるが、この事実が意外と認識されていない。量子力学と線形代数の見事としか言い様のない融合を知らずして、その効用を語ることはできない。線形代数が単なる表記法だけの数学ではなく、物理界を根底から変革する学問の建設に大きな役割を果たしたという事実を本書を通して認識してほしい。

目次

  • 序章 線形代数とは
  • 第1章 ベクトル
  • 第2章 行列
  • 第3章 行列式
  • 第4章 行列とベクトル
  • 第5章 量子力学と線形代数
  • 終章 ベクトルと行列式

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA52159933
  • ISBN
    • 9784875252016
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    243p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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