学問と「世間」
著者
書誌事項
学問と「世間」
(岩波新書, 新赤版 735)
岩波書店, 2001.6
- タイトル別名
-
学問と世間
- タイトル読み
-
ガクモン ト セケン
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注記
参考文献: p173-175
内容説明・目次
内容説明
日本で、個人と社会の間にあって個人の行動を大きく規制している「世間」という存在を学問の世界に焦点を当てて論じた学問論。生活世界=「世間」を学問の対象とすることを説いたフッサールに拠りながら、国民から遊離した大学の学問の現状を批判的に考察し、生涯学習を中心とした現場主義による学問の再編成を提言する。
目次
- 第1章 日本と西欧における人文科学の形成—「世間」と個人(日本の人文社会科学者たちはどのようにして養成されてきたか;西欧における個人の起源と人文諸科学の展開)
- 第2章 日本の学問の現在(日本の学問の形と教養概念;人文諸科学は他の学問とどのような関係をもっているか ほか)
- 第3章 フッサールの学問論と日本の「世間」—“生活世界”の発見(フッサール現象学における“生活世界”とは何か;“生活世界”の刑法学 ほか)
- 第4章 日本の学問の課題—“生活世界”の探究(家政学の現在;“生活世界”の中の教養 ほか)
「BOOKデータベース」 より