遅刻の誕生 : 近代日本における時間意識の形成
著者
書誌事項
遅刻の誕生 : 近代日本における時間意識の形成
三元社, 2001.8
- タイトル別名
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遅刻の誕生 : 近代日本における時間意識の形成
- タイトル読み
-
チコク ノ タンジョウ : キンダイ ニホン ニ オケル ジカン イシキ ノ ケイセイ
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注記
内容: 序文(橋本毅彦), 第一部: 定刻志向 鉄道がもたらしたもの(第一章「近代日本における鉄道と時間意識」, 第二章「一九二〇年代における鉄道の時間革命」), 第二部: 時間厳守と効率性 新労働管理の発展(第三章「近世の地域社会における時間」-第五章「蒲鉾から羊羹へ」), 第三部: 時間の無駄のない生活 子供の教育と主婦の修養(第六章「子供に時間厳守を教える」, 第七章「家庭領域への規律時間思想の浸透」), 第四部: 新暦と時計の普及 近代的タイム・フレームの形成(第八章「明治改暦と時間の近代化」-第十章「明治時代における時計の普及」), 第五部: 時間のゆくえ(第十一章「農村の時間と空間」, 第十二章「「時は金なり」のなぞ」), 文献解題: 時間を考えるための五〇の文献
時間を考えるための五〇の文献(橋本毅彦編): p345-361
収録内容
- 近代日本における鉄道と時間意識 / 中村尚史 [執筆]
- 一九二〇年代における鉄道の時間革命 : 自動連結器取替に関連して / 竹村民郎 [執筆]
- 近世の地域社会における時間 / 森下徹 [執筆]
- 二つの時刻、三つの労働時間 / 鈴木淳 [執筆]
- 蒲鉾から羊羹へ : 科学的管理法導入と日本人の時間規律 / 橋本毅彦 [執筆]
- 子供に時間厳守を教える : 小学校の内と外 / 西本郁子 [執筆]
- 家庭領域への規律時間思想の浸透 : 羽仁もと子を事例として / 伊藤美登里 [執筆]
- 明治改暦と時間の近代化 / 川和田晶子 [執筆]
- 歳時記の時間 / 長谷川櫂 [執筆]
- 明治時代における時計の普及 / 内田星美 [執筆]
- 農村の時間と空間 : 時間地理学的考察 / 荒井良雄 [執筆]
- 「時は金なり」のなぞ / 栗山茂久 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
いつから時計が気になるようになったのか。明治6年1月1日をもって、日本は太陽暦、定時法の社会へと転換した。鉄道、工場、学校における時間規律の導入はいかにして行なわれ、そして、人々の生活をどのように変えていったのか。現在に至るまでの、時間意識の変遷をたどる。
目次
- 第1部 定刻志向—鉄道がもたらしたもの(近代日本における鉄道と時間意識;一九二〇年代における鉄道の時間革命—自動連結器取替に関連して)
- 第2部 時間厳守と効率性—新労働管理の発展(近世の地域社会における時間;二つの時刻、三つの労働時間 ほか)
- 第3部 時間の無駄のない生活—子どもの教育と主婦の修養(子供に時間厳守を教える—小学校の内と外;家庭領域への規律時間思想の浸透—羽仁もと子を事例として)
- 第4部 新暦と時計の普及—近代的タイム・フレームの形成(明治改暦と時間の近代化;歳時記の時間 ほか)
- 第5部 時間のゆくえ(農村の時間と空間—時間地理学的考察;「時は金なり」のなぞ)
「BOOKデータベース」 より