天南星の食卓から
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書誌事項
天南星の食卓から
(21世紀詩人叢書, 41)
土曜美術社出版販売, 1998.12
- タイトル読み
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テンナンショウ ノ ショクタク カラ
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内容説明・目次
内容説明
気がついたら食べ物の作品ばかりを書いていました。藤の花房、岩ぢしゃなどは、今、私の暮らしの周辺を彩っている熱風や棒降りの雨からの贈物。いそぎんちゃく、鰻などは、生まれ育った有明海の銀色に続く潟や大雨の時だけ水が流れる谷川からの贈物。キムチ、餃子、粽などは、友人達が作り方を伝授してくれた贈物。そして。これらの食べ物に育てられた私自身の喜びと願いと哀しみのつぶつぶ。これらのひとつひとつを拾い上げるようにして、このたびの詩集を編みました。
目次
- グラスをふたつ冷やして
- 塩壺
- 現の証拠
- 腕立て伏せ
- 海をすする
- 黒ぢょかで焼酎を
- 男に瓜ふたつの赤ん坊をだいて
- 湖からの電話
- 餃子を包む
- 鰺の干物をつくる〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より