江戸村方騒動顛末記
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書誌事項
江戸村方騒動顛末記
(ちくま新書, 313)
筑摩書房, 2001.10
- タイトル読み
-
エド ムラカタ ソウドウ テンマツキ
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注記
主要参照資料・参考文献一覧: p201-204
内容説明・目次
内容説明
文政11年(1828)、彦根藩世田谷領宇奈根村の百姓たちは、一路江戸中枢を目指していた。領主井伊家上屋敷、隣屋敷、さらには寺社奉行、大目付を次々襲い、評定所に箱訴、名主・村役人の不正と藩の扱いの不備を訴える越訴を敢行した。江戸から三里半、暴れ河多摩川の「川除御普請」(公共工事)で潤う村・宇奈根には、読み書き算用に長じ、江戸の事情をよく知る「ものをいう百姓」が多数育っていたのである。50年、三代にわたる騒動の結末ははたしていかに…。古文書を読み解き、幕末の世田谷と江戸を舞台に生きた人々の実像を掘り起こし、時代と社会を緻密かつ大胆に描く、新しい江戸時代史の誕生。
目次
- 序 江戸市中を騒がす越訴
- 第1章 世田谷宇奈根村の村方騒動(村方騒動の勃発;騒動の仕切り直し ほか)
- 第2章 大江戸と世田谷(宇奈根村と多摩川;宇奈根村百姓源右衛門 ほか)
- 第3章 三度の村方騒動(名主のいない村;騒動の再燃—分村運動の展開 ほか)
「BOOKデータベース」 より