われよりほかに : 谷崎潤一郎最後の十二年
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われよりほかに : 谷崎潤一郎最後の十二年
(講談社文芸文庫)
講談社, 2001.10-2001.11
- 上
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- タイトル読み
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ワレ ヨリ ホカ ニ : タニザキ ジュンイチロウ サイゴ ノ ジュウニネン
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注記
谷崎潤一郎略年表: 上巻p329-343
下鴨潺湲亭と伊豆山雪後庵の見取り図: 上巻p344-357
谷崎潤一郎系図: 上巻p358
解説:伊吹和子の眼 / 沢木耕太郎: 上巻p359-361
参考・引用文献: 下巻p383-387
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784061982789
内容説明
京都で生まれ育った伊吹和子は二十四歳の時、下鴨の潺湲亭で当時六十六歳の谷崎潤一郎と会い、『潤一郎新訳源氏物語』の原稿の口述筆記者となる。「谷崎源氏」の仕事が終ったあとは、中央公論社の谷崎担当の編集者として引き続き口述筆記に従事し、『瘋癲老人日記』や『夢の浮橋』など、晩年の傑作の誕生の現場に親しく立ち会う。日本エッセイスト・クラブ賞受賞。
目次
- 1の章 下鴨潺湲亭の頃(おめもじ;谷崎家の人々;潺湲亭のこと ほか)
- 2の章 『老後の春』の頃(宇治のもののけ;「おさな源氏」;『過酸化マンガン水の夢』ならびに『鍵』の原稿について ほか)
- 3の章 『夢の浮橋』前後(先生と秘書;『高血圧症の思ひ出』の筆記者;ラブレター ほか)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784061982796
内容説明
晩年の谷崎潤一郎に12年間、口述筆記者として身近に接した伊吹和子は、著者ならでは知りえなかった谷崎の実像を整った日本語で冷静に記述する。谷崎の奇怪異様な心の奥の奥まで究め尽くし、世の通説に自信をもって異議を申し立てた労作。日本エッセイストクラブ賞受賞作。
目次
- 4の章 伊豆山雪後庵にて(『伊豆山放談』;ボクという犬 ほか)
- 5の章 『瘋癲老人日記』前後(「週刊新潮掲示板」;『若き日の和辻哲郎』 ほか)
- 6の章 『雪後庵夜話』前後(「わが小説」;『台所太平記』再開 ほか)
- 7の章 終焉まで(手術;「猫犬記」 ほか)
「BOOKデータベース」 より